人類の長年の戦いが今ここに終止符を打つ?
大げさなタイトルだが、これはなにも領土の奪い合いとか、
相手に襲い掛かるとかの、物騒な部類ではありません。
では、なんの戦いかと言えば、そう肘掛の奪い合い。
映画館や新幹線、飛行機に至るまで、色々な所で肘掛
の争奪戦が繰り広がれています。
そう!あのどこの領土でも無い、真ん中の肘掛です。
少しでも楽をしたい人間の性なのか、あの中央の肘掛け
は大変貴重!そこには様々な心理戦が繰り広げられるの
です。自分が使用していたはずの肘掛が、ちょっと頬を
掻いている隙に相手の物に、なんて経験は誰でもある事
と思います。(誰でもは言い過ぎか?)
ちょっとした隙に奪われてしまった領土は中々奪い返せま
せん。そこで右半分もしくは左半分に意識を集中!相手の
隙を付いて奪い返すしかないのです。ゆっくりしたい筈の
座席でそんなに神経を尖らせていては、落ち着く暇も無い
のです。トイレにも迂闊に行けない、トイレに行くと言う
事は、相手に対して無条件降伏を意味するからです。
そんな問題を解決すべく、ある企業が立ち上った
香港のペーパークリップ・デザイン社が開発した
「ペーパークリップ・アームレスト」は、「密度が
高い座席でのひじ置きスペースを巡る争いという絶え
間ない問題」を解決してくれる革新的な製品だという。
このアームレストは、先端部分が釣り針のような形状を
していて上部に立体的に反り返っているのが特徴。1人
は後方の下部に、もう1人は前方の上部に腕を置ける仕組
みだ。
こんな感じの割とオシャレなデザイン。
1人が上部分を、もう一人が下のグレーの
部分を使用すると言う事らしいが、客観的に見て
上の方が楽に見える。
下になる人はどうしても上の人の肘の接点が
気になり、下の人は上の人に乗せられてる感
が否めそうに無い!
有限の物を奪い合う。これは人類共通の悩み
しかし!!!
元々放棄していれば気にする必要も無く、
ストレスも感じる必要が無い。
むしろ奪っている側の人の方がいつ盗られるのでは
無いかと、戦々恐々だ。
むしろ気にしていない人の方がよっぽど
ゆったりとしているかもしれない。
これの一番の解決法は「放棄」これに尽きるので
はないか?
戦争も同じだ。。